第1種換気と第3種換気に必要な気密性能(C値)を徹底解説!NJK BLOG

2022.10.07
お役立ち情報24時間換気
第1種換気と第3種換気に必要な気密性能(C値)を徹底解説!

1種換気VS3種換気!より気密が必要なのはどっち?【Q&A】
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こんにちは、日本住環境「イエのサプリ」編集部です。24時間換気システムを正常に稼働させるためには、「住宅の気密性能(C値)」が不可欠です。本記事では、第1種換気と第3種換気で求められるC値の違いと、なぜ気密が重要なのかを専門的な根拠に基づいて解説します。

目次 [表示させる]

1. 第1種・第3種換気に共通して必要なC値の目安

結論から言うと、イエのサプリでは換気方式に関わらずC値1.0㎠/㎡以下の気密性能を推奨しています。

【気密性能が低い場合のリスク】
C値が1.0㎠/㎡を上回ると、給気口から入るべき空気の量が50%を下回ってしまいます。つまり、残りの半分以上は窓の隙間や壁の継ぎ目など「意図しない場所」から入ってくることになり、計画的な換気が成立しません。

C値と給気効率の関係グラフ

理想は0㎠/㎡に近いことですが、0.5㎠/㎡〜1.0㎠/㎡程度の気密性能があれば、24時間換気システムを十分に機能させることが可能です。

2. 実は「第1種換気」の方が高い気密性能を求められる理由

「第1種と第3種、どちらがより気密が必要?」という質問に対し、専門的なデータをご紹介します。住環境コンサルタント・川本清司氏(有限会社北欧住宅研究所)の調査によると、意外な結果が出ています。

参考文献:気密性能と換気計画

同氏の著書『気密性能と換気計画』によれば、室内外の温度差による影響(漏気)をゼロにするために必要なC値は以下の通りです。

  • 第1種換気:C値 0.09㎠/㎡
  • 第3種換気:C値 0.36㎠/㎡

※条件:室内外温度差30℃、風速6.0m/sの場合

なぜ第1種換気の方がシビアなのか?(煙突効果と圧力差)

この違いは、換気時の「住宅内の圧力差」にあります。

第3種換気の場合:
強制排気によって室内が「負圧(外より気圧が低い状態)」になります。外から中へ空気を引き込む力が常に働くため、隙間があっても給気口からの逆流が起きにくく、温度差による「煙突効果(暖かい空気が逃げようとする力)」に対抗しやすいのです。

第1種換気の場合:
給排気の両方を機械で行うため、室内外の圧力差がプラマイゼロに近い状態になります。すると、冬場の「煙突効果」による空気の動きを抑え込む力が弱く、隙間が多いとそこから漏れる空気の割合が第3種よりも増えてしまうのです。

温度差換気と24時間換気のメカニズム

3. 計画換気が機能する「高気密住宅」をつくる3つのポイント

いくら高性能な換気システムを採用しても、施工精度が低ければ宝の持ち腐れです。高気密な家をつくるためのチェックリストです。

  1. 構造見学会で「気密処理」を見る:断熱材の継ぎ目や配管の貫通部がしっかりテープや部材で処理されているか確認しましょう。
  2. 過去の平均C値を確認する:「うちは高気密です」という言葉だけでなく、過去の全棟平均が1.0㎠/㎡を下回っているか書面で確認しましょう。
  3. 気密測定を必ず実施する:実際に測定し、数値を約束(気密保証)してくれる工務店を選びましょう。

換気システム選びで迷っている方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

4. まとめ|数値と施工精度で選ぶ換気システム

24時間換気を100%機能させるには、C値1.0㎠/㎡以下の気密性能が必須です。特に第1種換気を検討されている方は、第3種以上に高い施工精度が求められることを覚えておきましょう。

また、気密性の高い住宅に最適な換気システムとして、メンテナンスが容易な第3種ダクト式換気「ルフロ400もおすすめです。大風量で家中を効率よく換気し、健康な住まい環境を実現します。

第1種換気と第3種換気で迷っている人へ

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