総合カタログ2024年版(01)
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009屋外屋外「直張り工法」「直張り工法」合板合板防水層通気層外壁外壁外壁外壁空気が通らない外壁外壁防水防水シートシート「外壁通気工法」「外壁通気工法」仕上材仕上材(クロス・壁紙)(クロス・壁紙)合板・ボード合板・ボード防湿気密シート防湿気密シート断熱材断熱材防水防水シートシート屋内屋内住宅事故のうち、雨漏りに関わる事故は94.5%にもおよびます。雨水事故は住宅の早期劣化やお施主様とのトラブルなどにもつながります。長く安心して住める住宅にするためには、しっかりと雨水の浸入経路をブロックする必要があります。防水層は、雨水の浸入を防ぐと同時に、家から出る水蒸気などの湿気を通気層へ排出する役割をもっています。防水対策が不十分であったり、どちらか一方の役割が機能しなかったりすると水分が合板に染みこみ腐食するなど様々な不具合が発生します。通気層は、室内から出た湿気などを排気して、常に乾燥状態を保つことで結露を防止する役割があります。1990年頃は通気層をつくらず防水シートの上に直接外壁を張る「直張り工法」が採用されていましたが、直張りのため屋内から出た空気を排気できずカビが発生したり、溜まった湿気が外に出ようと動くせいで外壁が剝がれるなど様々な不具合が出たため、2000年以降は通気層をつくる「外壁通気工法」が普及しました。防水層の役割通気層の役割※グラフ数値は日本住宅保証検査機構の統計による(2008年12月〜2020年6月末までの累計)構造 5.5%【構造】構造耐力上主要な部分の事故【雨水】雨水の浸入を防止する部分の事故※▲腐った笠木 写真提供(有)第一浜名建装 久保田仁司様住宅事故のうち、全体の94.5%が雨漏り防水層と通気層の役割雨水事故94.5%防水・通気の必要性

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