総合カタログ2024年版(01)
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通気層室内壁断熱材合板外壁材腐朽菌腐朽菌内部結露が発生シロアリシロアリ010窓まわり雨押え棟(水上側)ケラババルコニー・パラペット排水管 0.6%屋根14.9%外壁14.5%開口部34.4%※グラフ数値は日本住宅保証検査機構の統計による(2008年12月〜2020年6月末までの累計)露点温度11.0℃14.5℃22.0℃RH10RH1000%%RH8RH800%%RH5RH500%%屋外からの冷気内部結露による、さらなる被害木材腐朽菌の繁殖条件相対湿度▶85%以上/木材含水率▶20%以上/湿度▶20~30℃湿気を含んだ室内の暖かい空気※家にスキマがあると空気の流れとともに熱や水蒸気が出入りし、内部結露(壁内結露)の原因になります。結露の発生は室内を不快にするだけでなく、腐朽菌を繁殖させ構造体の腐朽につながります。また、湿度を好むシロアリが発生し腐った木材を食べ繁殖を促してしまう原因にもなります。内部結露が起きてしまうと住宅の耐久性を脅かす可能性があるので、必ず対策が必要です。湿気を含んだ屋内の暖かい空気が、湿気を含んだ屋内の暖かい空気が、窓ガラスや壁な窓ガラスや壁など温度の低い建材にど温度の低い建材に触れることで表面に発生する、触れることで表面に発生する、目に見える結露です。目に見える結露です。湿気を含んだ屋内の暖かい空気が壁の中に入り、屋湿気を含んだ屋内の暖かい空気が壁の中に入り、屋外側に抜けず留まり、屋外からの冷気によりその部外側に抜けず留まり、屋外からの冷気によりその部分が冷やされることで壁内部に発生する、目に見え分が冷やされることで壁内部に発生する、目に見えない結露です。ない結露です。8.0℃日本住宅保証検査機構(JIO)によると、保険事故発生部位の割合は屋根14.9%に対し、壁に関する部分は全体の84.5%を占めています。その中で特に「屋根と外壁の取合い部」は35.6%ともっとも雨水浸入が多く確認されており、この部分の処理が非常に重要となります。軒がない住宅(軒ゼロ住宅)の「片流れ屋根」を例にすると、棟部分(水上側)も弱点となりやすく、防水の観点からみて特に注意が必要です。この部分の納まりが良くない場合、強い雨風をうけた時に室内側でも雨漏りが発生する恐れがあります。その他、開口部やケラバ、雨押え、バルコニー・パラペットにも十分な防水対策が必要です。結露結露【雨水の浸入を防止する部分】保険事故発生部位の割合(木造)屋根と外壁の取合い部屋外屋外屋内屋内表面結露内部結露見えないから恐ろしい内部結露雨漏り発生が多い箇所35.6%

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