総合カタログ2024年版(01)
20/580

234234234765765765111211098111211098111211098019居室の種類換気回数住居の居室等0.5回/h以上昔の家は断熱性能や気密性能が低いため冷暖房の効きが悪く、スキマ風が多いため自然に換気が行われていました。現在の家は断熱性能や気密性能が高くなったことで冷暖房の効きは良くなりましたが、スキマが少なく、自然に換気されることがなくなりました。気密性能(密閉度)が高くなったことにより、建材や家具、家庭用品から出る化学物質が室内にこもりやすくなりました。それが原因でシックハウス症候群やアレルギーなどに悩む人が増えています。そのため、現在は24時間換気が可能な換気設備の設置が義務化されています。人間が生涯で摂取する物質の量は、室内空気が全体の57%といわれていて、健康的な毎日を過ごすためには室内の空気にも気を使う必要あります。そのため、「必要換気量」という基準があり、建物容積の0.5回/h(2時間ですべての空気を換気する)と建築基準法で定められています。住宅の高断熱高気密化室内空気の汚れやすさとシックハウス対策の法規制換気量(㎥/h)=下表の換気回数(回/h)×居室の床面積(㎡)×高さ(m)<建築基準法で定められた必要換気量の考え方のイメージ>1時間で半分の空気を換気する空気は澄んでいるが非経済的昔の家2時間で全ての空気を換気する住宅に合わせた最適な換気量に調整可能なので経済的現在の家知っておきたい換気のこと必要な換気量換気の必要性

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る